最近、違法動画によって売り上げが落ちているという。
権利者側は、違法アップロードが増えているから売り上げが落ちているという。顧客側は、違法アップロードが増える以前に、金を出す価値のある作品が無いから買わないという。
以下私見
結論からいうと、個人的に権利者側の言う通り、違法アップロードが増えているから売り上げが落ちている、というのは本当だが、それが全ての原因である、とはいえ無い。
さてどういうことか。
人が買い物をするのは欲があるからで、欲が満たされれば買うのを控える。もしくは他の欲や制限と比較して、我慢するといった行為に走る。
これを今の映像作品を買うといった行為に当てはめると、「ある程度」欲が満たされた状態にある人が非常に多いという印象を受ける。溢れるほどの作品と、それを簡単に見れてしまう環境がそれを実現している。どこかのコメントに書かれていたがエロでいう「賢者モード」人間が量産されていると思えば良い。
供給過多である現状では、人々の目は肥え、簡単なものでは感動できず、更にお金を落とすなんてことは更に有り得ない。すると必然的に、「質の悪い作品が量産されているから買う気にならない」という意見が多くなるということになる。ついでにいっておくと、権利者団体の妄言への反抗もある程度あると思われる。
更に、そういった意見を簡単にブロードキャストできる環境にある現代では、それに煽動される人は多く、インターネットを主体とする世論がそういう風潮を生む。元々インターネットの世界は、「オープンソース」という、「開発者」同士が有益な知識を簡単に、無料で共有できる世界がベースになって発展してきている。そこに、単なる「消費者」がどんどん流入して来て、オープンソースの文化を都合のいいように解釈し、貪っている状態であるといえる。
以上のことから、現在映像作品や音楽作品の売り上げが落ちている原因は
・インターネットのオープンソース文化を消費者が勘違いしている
・作品の共有過多
・違法動画による、「賢者モード」人の増加
・権利者の妄言への反抗
といったところだろう。要するに、どっち側の意見も某極右や某極左がいがみ合っているのと変わらんということです。
以上私見
とにかく、美術作品が沢山でてこれるっていうのは、平和で豊かな世の中といえるので、上手くバランスを取って楽しくなれるように、上手く行けば良いのにと思っています。まぁ、それで上手くいってりゃ共産主義ももっと上手くいってるんでしょうけれど。
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