当直医らに患者らが暴力
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20080628-OYT8T00019.htm読売記事から。
こういった問題は恐らくそんなに数は無いのだと思いますが、問題が大きくなるのに数というものは必ずしも比例しないということを十分に自覚していただきたい。最近の話(08/6月末)でいえば、秋葉原での加藤さんがやった事件とかは、一人が凶行を行ったがゆえに、各所で規制の強化や、世論の変化など様々な影響を与えています。
これを問題にして各所の医者が救急医療を止めれば、恐らく夜間の死亡者はそこそこ増えるんじゃないでしょうか。もしくは診療して欲しくば普段の3倍の医療費を払えとか、そういう話になったりしそうな気がしますね。アメリカ型医療制度はまさにそんな感じで、払うお金に応じて受けられる医療レベルが変わったりするそうです。(正確なソースではないので間違っていたら指摘をお願いします)
それに、最近は病院が訴えられる事件も増えています。勿論、病院側が悪いことも多々あるのでしょう。しかしながら、最近の新聞記事では疑問が多い訴えも多いように思えます。こういったものも数としてはあまり多くは無いのかもしれませんが、医療現場に与える恐怖や不安は計り知れないものでしょう。特に産婦人科などはこういった圧力?にさらされている場所で、仕事もかなりきつい為に人がいません。親ってのはナイーブなんですよね・・・良くも悪くも。
理解しなければならないのは、所詮医者も人間でしかないということ、利益は出す必要は余りありませんが、十分な職員数を確保できるだけの資金は必要ということです。
あー、書きあきた。
勘違いして欲しくないことは、医療現場で間違いが起こることはあってはならんと、私は思います。だからこそ、医療ミスなどは正しく報告され、正されるべきだとは思います。しかし、ミスってのはあとからは簡単に原因が分かりますが、当時は、過程からミスが発生することを突き止めるのは本当に難しいことです。だからミスを起こしてしまった側のみを責めることは私には出来ないと思うのです。
普通に考えてさ、人の命預かる病院で、人に何らかの異常が残るような状況ってのは、平素の生活空間に比べりゃはるかに高いわけですよ。そこを叩いて、ワイワイ騒ぐってのは、ゴミ捨て場にcockroachがいっぱいいるぞってワイワイ騒ぐのとあまり大差がない気がします。
まとまんないけど、病院っていう単位で考えるんじゃなくて、医療制度とか、政府の方針とか、そもそも人間の考え方とか、そういうレベルで考えないと、問題は解決できないと思う。
#認知科学とか心理学重要じゃん!って感じになっちまった(笑
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